さらに負の利子率について
Posted on 水曜日, 4 月 22nd, 2009 at 10:19 PM今日はマンキューのMore on Negative Interest Ratesを訳してみました。この記事は、Observations on Negative Interest rates(日本語訳)の続きです。
さらに負の利子率について
NYタイムズでの私の負の利子率に関する論評(とそれに続くここの記事)(日本語訳)はまだまだ続くよ。みんなが聞きたがってる質問に答えるなら、うん、”ロト6”政策なんて、フザケてる。これに関して言及する目的は、根本的な定理の問題として、みんなに0こそが利子率の底なのかどうかって考えてもらう事なんだ。僕は悪の化身でも何でも無いからね(だから質問に答えさせてもらうよ)。少なくとも僕の知る限りはね。質問どうもありがとう。
連邦準備制度理事会が穏やかなインフレ率を目指すと宣言した件についてだけど、マクロ経済学の重鎮によれば、金本位制を廃止したことは、大恐慌から脱する為に米政府が行った政策の中で最も効果的なものだった。まさに程よいインフレを目指すと言うのは、それを今の時代に合うやり方に変えたものなんだ。
経済学会で僕だけがこの考え方を持ってるわけじゃないよ。何人かの有名な経済学者は、銀行が持っている準備金(総額かもしくは超過分)に対して課金する策について研究している。例えば、ホール&ウッドワード、エドリン&ジャフィー(.pdf)、そして、スコット・サマーだ。その課金は、準備金保有に対する負の利子率とも言える。この案は、現金のリターンに影響するものだけれども、私がタイムズ紙でした様な過剰な反応のようなものは生まないない、と。
だけど、そういうわけで、この案それだけでうまく行くかどうかはちょっとわからない。もし準備金のリターンが減るなら、銀行はお金を貸すだろう(まさにこの案で狙った事だ)。だけど銀行が貸すからと言って本当の意味で成果が出るとは限らない。例えば、銀行は代わりにその準備金に対する費用を、預金手数料などで預金してる人達に押し付けるかもしれないから。すると、預金のリターンがマイナスとなる。つまり、今まで預金していた人達が、預金する代わりに手元に現金で保持しようとする。しかし、こうやってマナタリーベースが過剰準備金から現金保有に移り変わるのなら、マクロ経済的に何の意味もなさない。まぁ、最終的に思い浮かぶのは、家庭用金庫を売ることくらいかな。